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カウンセラー養成講座 受講生の声

カウンセラー養成講座を受講された方の声を紹介いたします。

生殖心理カウンセラー養成講座を受けて

私がこの生殖医療の世界に足を踏み入れたのは、2005年10月、IVFなんばクリニックの不妊心理カウンセラーとして採用されてからです。その時、既に47歳でした。しかし、心理学を勉強し始めたのは非常に遅く、採用された年に臨床心理士になったばかりでした。歳だけ喰っていても、臨床の経験の殆どない私を採用してくださった森本義晴院長の勇気 ( ? ) にはただただ感謝するばかりです。


私自身も子どもに恵まれませんでしたので、不妊で苦しんでいらっしゃる患者様のお気持ちは理解できました。しかし、能天気な性格の私には、本当に深い意味での理解は難しかったのです。また、日進月歩の進化を遂げる生殖医療の内容を把握する事も並大抵のことではありませんでした。


本当にこの仕事の難しさがわかり始めた私は、生殖医療専門の心理学を学ぶ必要性を痛感しました。そんな時に「学会が主催している生殖心理カウンセラーの養成講座に行って勉強して来い」という院長の鶴の一声があったのです。


46歳で臨床心理士を受験した時、「人生で勉強するのもこれが最後だな」と思っていましたが、まだまだ最後ではありませんでした。院長に勧められて始めた養成講座の1年間は本当に充実した1年でした。日々職場で闘っている様々な問題をこの講座で解決できましたし、最新の医療についても学べました。講師を務めて下さった先生方も素敵な先生ばかりで、毎回の授業が楽しみでした。聴くだけの授業ばかりではなく、研修生同士でロールプレイをしたり、事例検討をしたりと、生きた学習内容だったと思います。


そして何より楽しみだったのが、授業終了後、研修生皆で飲みに行ったことです。殆どの研修生が酒豪 ( ? ) で、毎晩のように酒盛りをしていました。その楽しかったことと言ったら、勉強のために東京へ行っているのか、皆でお酒を飲むために行っているのか分からなくなるほどでした。こんな3期生ですが、全員無事試験に合格でき、晴れて生殖心理カウンセラーとなりました。自慢できるのは、その3期生の中から本学会の一般演題で優秀演題賞を取った者が2名出たことです。 ( お酒ばかりでなく、皆、ちゃんと勉強もしていたようです。 ) 養成講座が終わり、皆が会う機会は少なくなりましたが、メールでのやりとりは続いています。


不妊のカウンセラーは全国でも数少ないと思いますが、この養成講座で知り合った仲間は一生の友人です。是非、多くのカウンセラーがこの養成講座で生涯の友人を見つけられるようにと願っています。

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