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お知らせとお願い

中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症はあっという間に世界中に拡大し、誰も想像できなかった未曾有の大災害に発展しております。皆様には、緊急事態宣言も発せられるなか、色々な不便とご苦労を強いられておられるかと思います。

最初に、悲しいお知らせがございます。
本学会常務理事の原利夫先生が急逝されました。先生は、長きに渡って本学会の役員として寄与され、2016年 2月には第13回学術集会長として大変記憶に残る大会を主宰されました。私たちにとって貴重な原先生を失ったことは極めて残念で寂しい思いで一杯です。これまでの先生の学会へのご貢献に対し深く感謝すると共に心からのご冥福をお祈り申し上げます。

さて、私たちは「生殖心理カウンセラー」「生殖医療相談士」そして「がん・生殖医療専門心理士」の養成講座を毎年開催して参りました。痛恨の決定ではありますが、今般の大災害に際しまして、安全を最優先することとし、これらの講座を中止することに致しました。受講を予定されていた皆様、そしてスタッフを送り込むご準備をされていた会員の皆様にはご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。来年度の講座につきましては、より洗練され、充実した内容の講座になりますよう関係者一同準備致す所存でございます。

この大災害は、不妊治療中の患者様にも甚大な被害をもたらしております。社会自体が疲弊し大恐慌を上回る不況が来ることが予想されており大きな混乱が起こるでしょう。そして、これらの不妊患者様への心的影響は必至で、想像を絶するストレスに晒されることは間違いありません。今が心のケアを重要視し活動してきた私たちの出番と考えます。即ち、現在患者様の精神状態を悪化させる要因が多く重なり、心理的援助が平時よりも必要になります。生殖心理カウンセラー、生殖医療相談士、がん・生殖医療専門心理士そして会員の皆様におかれましてはこの点にご留意頂き、より丁寧なサポートを心がけて頂きますようお願い申し上げます。

会員の一人たりとも感染被害に遭われませんようお祈りしております。「三密」を守って、体調に十分お気をつけ下さい。そして、会員全員元気なお姿で次回の学術集会でお会いしましょう。



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